「鉄紺色の走譜・2013」 〜「箱根」と鉄紺ランナーたちの4年間〜

 4年間、競い合い、励まし合い、語り合った仲間とともに書き綴る最後の襷リレー、「鉄紺色の走譜」。
 「鉄紺史上最強の世代」と目されて入学してきた設楽兄弟をはじめ小池副将や大津選手たちは、大きな期待とプレッシャ
ーを受けながら、皆それぞれに1年生のときから光彩を放っていました。
 4年間、ほんとうにお疲れさまでした。鉄紺ファンも皆さんからたくさんの元気をもらいました。
 4月からは社会人として、競技を続ける選手も引退する選手も皆さん「蔭日向のない努力」を忘れず、鉄紺の誇りを胸に、
それぞれの道で頑張ってください。 

※BGMが出ます。音量にご注意ください 「走譜」トップ頁に戻る

※想い出の写真は最後に一括して掲載しています。



 主将 設楽啓太選手

 4年間振り返るとあっという間に感じました。箱根駅伝は1年生の時から出場させていただいて、その内2回も優勝することができました。
 また、4年生ではキャプテンもさせてもらって人として、また競技面の方でも成長した部分がたくさんありました。
 これからは社会人となりますので立派な大人になれるよう頑張ります。
 本当に4年間ありがとうございました。


 副将 設楽悠太選手

 
大学4年間、とてもいい競技人生を送ることができました。1年生の時から三大駅伝を経験させてもらい、4年間全て走れることができたのでスタッフには本当にに感謝しています。
 これから実業団に進み競技を続けるので、しっかり練習して2020年の東京オリンピックでは日の丸のユニフォームを着れるように頑張ります。


 副将 小池寛明選手

 大学4年間で箱根駅伝に出場はできませんでしたが、2回も優勝を経験できて嬉しく思います。何より、4年生最後の年に自分達4年生で作り上げたチームで優勝できたことが本当に一生の宝になりました。これも、陸上競技部を応援して下さったファンの皆さまのお陰です。また、箱根駅伝以外にも3000mSCで関東インカレ2位、日本選手権7位という結果を残せたのも皆様のお陰です。ありがとうございました。
 今後とも東洋大学陸上競技部の応援を宜しくお願い致します。



 寮長 大津顕杜選手


 4年間、東洋大学で陸上競技を続けてきて数多くの経験をさせていただくことができました。なにより箱根駅伝で2度の総合優勝のメンバーとして走ることができ、とても嬉しく思っています。力のある同級生のおかげでたくさんの刺激を受け、走力、精神力ともに成長できたと思います。
 また、酒井監督や佐藤コーチ、谷川コーチの丁寧な指導によって陸上競技に対する意識が変わってきました。たくさんの方々に支えられながら続けてこられたという感謝の気持ちも大切にすることができてきました。
 入学前はただ漠然としていた東洋大学でしたが、その選択はすごく良かったと思っています。
 卒業後は実業団チームでの新たなスタートとなりますが、ここで終わっては意味がないので、東洋大学で得た経験や知識を次のステージでもしっかり生かしていき、更なる成長へと繋げていきたいです。
 4年間本当にお世話になりました。4年間辛いことばかりでした。 何度も挫折しました。
 それでも、こうして4年生で最後に箱根駅伝を走ることができました。それは皆さんの応援と支えがあったからだと思います。自分や東洋大学を応援し支えてくれた全ての人に感謝です。
 ありがとうございました。


 伊藤銀河主務

 4年前の入学式後の懇親会で新入生が抱負を述べる時に、僕は「箱根駅伝を走り、優勝に貢献します」と言ったのを記憶しています。しかし実際は、故障等で思うように結果が出せず、3年生の11月に裏方としてチームに貢献しようとマネージャーに転向しました。そして4年生の7月に監督から主務に任命されました。
 最後の箱根では主務という立場で優勝に携わることができましたが、経験の浅い中、多くの人の手助けあって大役を務めてきた僕にとって、本当に自分はチームの優勝に貢献できていたのか自信がありませんでした。メディア等で主務という立場で取り上げられる時にも、僕がここにいていいのか疑問に感じていました。
 しかし退寮時、監督にあいさつした時に、監督から「お前が主務で良かった」と言っていただき、今では「東洋大学陸上競技部主務の伊藤銀河」と胸を張って言うことができます。
 振り返れば、入学時の「走って優勝に貢献する」という目標を達成することはできませんでしたが、最後の箱根で「主務」として優勝に貢献することができたことを誇りに思います。
 これからは競技から離れ一社会人となりますが、東洋大学陸上部で培った貴重な経験を糧にし、精進していきたいと思います。
 4年間お世話になった監督・コーチ、ともに過ごした東洋大学陸上部の仲間、今まで応援してくださった方々、そして僕の好きな陸上を思う存分させてくださった両親、今まで本当にありがとうございました。


 隅原大誠マネジャー


 入学式の日、スタッフや保護者の前で2つの目標を掲げました。ひとつは選手としてチームに貢献すること、もうひとつは警察官になること。
 ひとつめの目標は自分の力の無さから達成することができず、マネージャーとして部に置いていただくことになりました。悔いはありますが、人の役に立つための仕事を与えてくださった酒井監督には本当に感謝しています。また、少しでも誰かの役に立てていたのなら嬉しいです。
 ふたつめの目標は達成することがきました。監督や奥様、佐藤コーチ、谷川コーチには様々な場面で応援していただき、最後まで頑張ることができました。
 今こうして振り返ると、この4年間は学生時代だけのものではなく、これから先の人生のために必要な経験や出会いを沢山与えてもらえる時間だったのだとあらためて感じます。
 社会人になっても感謝の気持ちを忘れず、恩返しができるようにがんばります!


 延藤 潤選手

 私はこの4年間を振り返ってまず最初に感じることは、東洋大学に入って、この4年生のメンバーに出会えて本当に良かったということです。みんな仲が良く、一生の仲間です。
 さて、4年間様々なことがありました。
 1年生のときは、勝手が何も分からない状態から始まり、同学年とぶつかり合ったり、先輩から何度も集合をかけられて怒られたりしたものです。2年生のときは、1年生の指導という立場に立ち、去年の初心を思い出して色々指導しました。1年生の失敗が自分達の責任になり、指導の重要さと難しさを知りました。3年生になってくると、大分余裕がでてきて、私生活が疎かになってしまった気がします。しかし、余裕がでた分走りに集中でき、故障も大幅に減りました!
 4年生になると、チームの中心であり、要であり、組織の上に立ち、引っ張って行くことの大変さを知りました。
 これら大学生活や寮生活で培ってきたことは、社会に出た時に役立つ様な事ばかりです。大変なこともいろいろあったけど、東洋大学で過ごせた4年間は充実なものでした。まだ人生の折り返しすら過ぎてないので、人生を語るにはまだまだ早い気がしますので、将来語るときに胸を張って語れるように、これからも日々精進して、何事にも取り組んでいきたいと思います。


 佐久間 建選手


 私が4年間で感じた事は、本当にたくさんの方に支えてもらっていたということです。
 私は両親を始めたくさんの方に迷惑をかけてきました。しかし迷惑をかけた分、自分自身少しずつですが確実に成長することができ、感謝の気持ちというものを心に刻むことができました。
 これからも間違いや迷惑をかけることがあると思います。しかしそのたびに感謝の気持ちを忘れず、将来私が子供を授かり責任を取る立場になった時には、私の親や周りの方々が支えてくれたように私も正しい道を示せる人間に成長していきたいです。
 これからも陸上を続けていきますので、「佐久間も意外と頑張ってるじゃん」程度で暖かく見守ってください。
 最後になりますが、今まで本当にありがとうございました!


 日下佳祐選手

 この4年間とても長かったです。下級生の頃は生活も辛く辞めたいと思う毎日でしたが、同期の仲間に恵まれていたのでなんとか乗りきることができました。心身ともに成長できた4年間であり、仲間の大切さも知りました。
 そして最後の最後で箱根を優勝することができたのも皆さんの応援や支援があったからだと思います。
 4年間、応援本当にありがとうございました。


 定方俊樹選手
 
 大学4年間の競技生活は大きな経験、財産となりました。最後、力不足で箱根駅伝は走ることができませんでしたが、チームとして勝ち取った優勝はとても嬉しく、また誇らしく思います。
 箱根駅伝で活躍することを一番の目標に入学してきました。4年間でその活躍はできませんでしたが、走ることが全てではなく、チームとしてそれぞれが自分のやれることを考え、その目標に向かって努力することでたくさんのことを学びました。日本一を目指すチームの一員で競技をする中で、特に4年時にはチームをまとめる難しさもみんなで考えることができ、とても良い仲間と、とても良い環境で競技ができたと思います。もちろん入学した時の目標が達成できなかったことは深く反省し、これからの競技生活において、箱根で活躍したメンバー、同期に負けないよう、また日の丸を付ける選手になれるよう頑張っていきたいと思います。
 怪我が多く、焦りや悔しさから負の感情が出ているときもたくさんありました。そんなときも親身になって支え、また好きなことを一生懸命させてくれた両親、酒井監督と奥さん、谷川さん、佐藤さんを初め、マネージャー、応援して頂いたたくさんの方に感謝し、応援してくれる人たちにもっと喜んでもらえるようこれからも一生懸命努力していきたいと思います。



 郷 裕貴選手


 この4年間、充実した大学生活を送ることができたのも、共に歩き、共に探し、共に笑い、共に誓い、共に感じ、共に選び、共に泣き、共に背負い、共に抱き、共に迷い、共に築き、共に願い...、そんな日々を一緒に送ってきた最高の同期がいたからです。
 そんな皆と離れ離れになってしまうのはとても寂しいですが、これからも社会人となった皆と切磋琢磨していきたい。
 最後に、ご指導くださいました酒井監督、佐藤コーチ、谷川コーチ、お世話になりました塩田部長、酒井監督の奥様、そして後輩の皆いろいろとありがとうございました。


 木田貴大選手

 3大駅伝は走ることはできませんでしたが、最高の仲間と出会えて大好きな陸上を続けることが出来てものすごく幸せでした。
 これからも東洋大学での経験を生かして、色々がんばって行きます!!



 畑 勇希選手

 この4年間を振り返ると恵まれた環境を与えてもらい、それに甘えてしまったのではないのかと今更ながらに後悔します。結果が出ずに辞めたいと考えた事もありました。しかし4年間競技を続け、駅伝メンバーに選ばれはしなかったものの、最後はサポートとして最高の仲間と優勝という形で終われたのは何よりも誇らしい事だと思っています。4年間で心身共に大きく成長したとはいえませんが陸上部で培った経験を活かし、社会人として頑張っていきたいと思います。
  酒井監督をはじめ、佐藤コーチ、谷川コーチには大変お世話になりました。今後も競技を続ける予定なのでいつかみんなと同じ舞台に立てるように頑張りたいと思います。
  ありがとうございました。


 堀 智優副務

 まずは、塩田部長を始め、監督や両コーチには、大変お世話になりました。
 常識知らずで入部し、迷惑をかけてばかりの日々で、反省を繰り返していたのを思い出します。
マネージャーとして一番頼りにされる人間を目指してやってきましたが、最後まで胸を張ってマネージャーと言えることができなかったのが、1番の心残りです。
 この4年間、辛い事ももちろんありましたが、それ以上に大切な宝物をこの陸上部から頂くことができました。本当にありがとうございました。
 最後に、最高の仲間に心より感謝致します。





   それぞれの4年間、
     それぞれの想い、
        それぞれの青春。
          “感謝”と“心意気”を胸に、
             これからも輝き続けてほしい、
               それぞれのステージで、
                  「鉄紺色の走譜」第二章に向けて・・・






祝 卒業! 「輝け鉄紺!」卒業アルバム『1460日分の“1枚”』
※写真は順不同です





設楽悠太副将提供


日下選手提供


堀副務提供



畑選手提供



佐久間選手提供



隅原マネジャー・郷選手提供



小池副将提供



木田選手提供



大津選手提供



延藤選手提供



設楽啓太主将提供



定方選手提供



伊藤主務提供


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