東洋大8位、シードならずも前半大健闘で収穫あり!

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【レース戦評】
  1区で2位という最高のスタートを切り、3区終了時点まで2位をひた走るなど前半は「まさか?」と思わせるような展開であった。今大会は、勝ちにこだわらず積極果敢に仕掛けるレースであったはずだが、中盤以降は個々の選手の経験不足以上に、シードを意識してやや「守り」のレースになってしまったのではないだろうか。しかし、予選会や高島平での疲れも残る中、1.2年生主体のメンバー構成であったにもかかわらず最小限のブレーキで乗り切り、6位シードにわすか45秒差の8位は見事である。
  そんな中、特に3区を走った3年生の尾田選手は、たくましく成長したようだ。このあとは地元に帰って九州一周駅伝にも参加する予定なので、ますます実践的な経験を積んで一段と成長してくれるだろう。次の箱根では期待どおりの走りを見せるに違いない。
  1、2年生中心の駅伝レースでこれだけの健闘を見せるということは、渡辺キャプテンらが合流するであろう箱根本戦ではいったいどんな大躍進を演じてくれるのか今から楽しみで正月が待ち遠しい。
  さあ、次はいよいよ雪辱の舞台“箱根駅伝”。約1か月後にはまずチームエントリーの16名が決まるので、これからはチーム内のメンバー争いもますます激化するであろう。何度も強調するように、ケガにはくれぐれも気をつけて、高い次元での内部競争を勝ち抜いて最強の鉄紺戦士たちが出揃うことを期待する。
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1区大西智選手から2区市川選手への襷リレー
大西智選手、区間2位で市川選手への襷リレー
写真提供 東洋大学スポーツ新聞編集部
第37回大会  2005年・平成17年11月6日(日)開催
東洋大学の区間及び総合タイム
距離 氏名 学年 タイム 区間順位 総合順位 備考
1区 14.6km 大西智也 1年 43.28 2位 2位
2区 13.2km 市川健一 1年 39.22 9位 4位
3区  9.5km 尾田寛幸 3年 27.39 4位 2位
4区 14.0km 山本浩之 1年 42.14 12位 5位
5区 11.6km 今堀将司 2年 35.19 10位 6位
6区 12.3km 宮田 越 2年 38.38 15位
7区 11.9km 櫻井 豊 2年 37.03 12位 9位
8区 19.7km 黒ア拓克 2年 1.01.21 6位 8位
106.8km 総合タイム 5.25.04 8位 3年ぶりのシードならず
第37回全日本大学駅伝の結果(上位15校)
順位 大学名 総合タイム  備考(区間賞獲得者)
日本大学 5.18.34 2区・サイモン、7区・阿久津
中央大学 5.20.48 5区・加藤
駒澤大学 5.21.24 3区・高井、6区・平野
山梨学院大学 5.23.11 8区・モグス
日本体育大学 5.23.22
大東文化大学 5.24.19 ※以上6校が次大会のシード権獲得
神奈川大学 5.24.39
東洋大学 5.25.04
中央学院大学 5.25.04
10 第一工業大学 5.25.13 1区・キメリ、4区・キプコエイチ
11 亜細亜大学 5.26.20
12 京都産業大学 5.26.30
13 法政大学 5.26.57
14 順天堂大学 5.28.02
15 専修大学 5.28.25