酒井俊幸監督からのオリジナルコメント Part.24

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  V奪回に挑んだ第93回箱根駅伝が終わりました。
  鉄紺東洋も健闘して2位を死守しましたが、今回も青学大の前に力負けでした。
  2017年シーズンでは、今回の悔しい気持ち、勝ちたい気持ちを忘れず、良かったことは自信に、
悪かったことは経験に変えて、新チームではまた1から頂点に向かって励んでほしいと思います。
  我々鉄紺ファンは、鉄紺東洋が再び光り輝く瞬間を楽しみに、“輝け鉄紺!”を合言葉にこれからも、
いつでも全力で応援し続けます。
  酒井監督、お忙しいところ今回もコメントありがとうございました。



  今シーズンのチームは、出雲駅伝9位、全日本大学駅伝6位と、一時は箱根駅伝でのシード権争いも覚悟したチーム状況でした。

  しかし、箱根駅伝では東洋らしい諦めない粘りのある走りを見せて2位という結果となりました。

  出走した選手だけでなく、控えの選手もよく頑張ってくれ東洋のプライドを持ち総力戦で臨みました。4年生も最後までたいへんよくチームをまとめてくれました。

  アンカーの小早川は、ゴールテープの向こう側にいる4年生たちの姿を見たとき、今までの感謝の気持ちと優勝させてあげられずに申し訳ないという思いから謝るポーズが出たそうです。後輩たちは皆同じ思いだったと思います。

  大学にはそれぞれに数十年かけて作られてきた伝統カラーがあるように、入学してくる学生のタイプもそれぞれです。どれが正解ではなく、東洋大学には東洋のカラーがあります。

  私は学生時代から教員を目指し教職課程で教育や指導について学んできましたが、教員の経験を経た中で、箱根駅伝など大学スポーツは、学生が学ぶべき時期に様々なことを経験し、学びながら、学生が主役で輝く場であって欲しいと願っています。その先に、今回の松永のようにオリンピックで活躍できる選手の育成を目指し、これからも東洋らしいチーム作りをしていきます。

  負けて強くなってきたのが東洋です。今回の2位がゴールではないと学生たちも思っているので、来年は王座奪還ができるよう、知恵を出しながら環境を整えていきます。

  今シーズンは下馬評も高くない中、優勝した頃と何ら変わらずにたくさんの方々にご支援と応援で支えていただきました。

  良い時ばかりではなく、うまくいかない時でも応援してくださる方々の「チーム東洋」の底力を見ました。
  この場をお借りしまして、本チームに関わる全ての皆様方に感謝申し上げます。

  これからも引き続きご声援の程宜しくお願い致します。


   東洋大学陸上競技部男子長距離部門監督 酒井俊幸


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