“鉄紺”レース速報 箱根駅伝版・往路
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鉄紺東洋、服部勇の区間賞も3区以降“1秒”をけずりだせず往路3位と |
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【往路を振り返って(管理人の私的戦評)】 2区の服部勇選手の激走により3区の序盤まではトップを走っていたが、その後駒大、明大、青学大に競り負け、往路優勝の青学大から6分49秒もの大差をつけられ「完敗の3位」で往路を終えた。 1区の田口主将は、実力と経験に裏打ちされた安定感のある走りでスターターの大役を果たし、区間賞の駒大・中村選手からわずか12秒差の区間4位の走りも今年も素晴らしかった。 2区の服部勇選手は、エースとして2度目の「花の2区」に挑み、まさに“1秒”をけずりだす心意気の走りで駒大・村山選手を振り切った力強い走りは、最強の鉄紺エースと呼ぶにふさわしい激走であった。 3区の上村選手は当日変更であったが、鉄紺東洋の3区歴代4位の力走にもかかわらず同じ3年生の駒大・中谷選手に競り負けたのは、現状での力の差であったのかもしれない。 4区の櫻岡選手には主力としての走りが求められなかったが、昨年の今井選手と同タイムの区間4位は全く実力を発揮しきれていない。潜在能力は高いので、箱根の経験を糧として来季はトラックレースから自信をもって世代のエースになってほしい。 5区の五郎谷選手は、大学三大駅伝初出場にして最後の駅伝に挑み、最後まで全力を振り絞って走り切り、駒大のアクシデントがあったものの往路3位を死守した。 今年の往路は気象条件が良かったにせよ、1区からハイペースの展開で推移していた。往路優勝するためには5区でもその流れを切らさず、さらに攻めてトップギアで突き進むだけの選手起用が必要だということが青学大の往路初優勝で実証されたように思う。 |
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◎第91回箱根駅伝・東洋大学成績《往路》 |
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区間 | 氏名 | 学年 | タイム | 区間順位 | 往路順位 | 私的寸評 |
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第1区 | 田口雅也 | 4年 | 1.02.12 | 4位 | 4位 | 4年間安定した強さを発揮したース巧者! |
第2区 | 服部勇馬 | 3年 | ☆1.07.32 | 1位 | 1位 | 鉄紺東洋歴代で3人目の2区区間賞! |
第3区 | 上村和生 | 3年 | 1.03.24 | 6位 | 4位 | 勇馬だけのチームじゃないことを証明するしかない |
第4区 | 櫻岡 駿 | 2年 | 55.15 | 4位 | 4位 | この経験を糧に、もっと強くなることが使命 |
第5区 | 五郎谷 俊 | 4年 | 1.22.14 | 11位 | 3位 | 最初で最後の大学駅伝で精一杯走り切った |
往路成績 | 5.30.47 | 3位 |
※赤字は区間賞、☆は鉄紺東洋記録更新 |
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◎第91回箱根駅伝・往路成績 |
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1位 | 青山学院大学 | 5.23.58 | ※往路初優勝 |
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2位 | 明治大学 | 5.28.57 | 1位とのタイム差 4分59秒(以下、時差スタート) |
3位 | 東洋大学 | 5.30.47 | 〃 6分49秒 |
4位 | 駒澤大学 | 5.31.23 | 〃 7分25秒 |
5位 | 中央学院大学 | 5.32.26 | 〃 8分28秒 |
6位 | 早稲田大学 | 5.33.02 | 〃 9分04秒 |
7位 | 東海大学 | 5.33.55 | 〃 9分57秒 |
8位 | 城西大学 | 5.35.09 | 〃 11分11秒(以下、復路一斉スタート) |
9位 | 大東文化大学 | 5.35.21 | 〃 11分23秒 |
10位 | 中央大学 | 5.35.25 | 〃 11分27秒 |
11位 | 拓殖大学 | 5.35.36 | 〃 11分38秒 |
12位 | 日本大学 | 5.37.29 | 〃 13分31秒 |
13位 | 山梨学院大学 | 5.38.53 | 〃 14分55秒 |
14位 | 神奈川大学 | 6.39.09 | 〃 15分11秒 |
15位 | 順天堂大学 | 5.39.18 | 〃 15分20秒 |
16位 | 帝京大学 | 5.39.18 | 〃 15分20秒 |
17位 | 日本体育大学 | 5.41.48 | 〃 17分50秒 |
18位 | 上武大学 | 5.41.55 | 〃 17分57秒 |
19位 | 國學院大學 | 5.42.48 | 〃 18分50秒 |
20位 | 創価大学 | 5.44.45 | 〃 20分47秒 |
― | 関東学生連合 | (5.38.27) | ※オープン参加のため参考記録 |
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