鉄紺東洋、6区まで大健闘も後半課題残す悔しい8位  
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【レースを振り返って(管理人の私的戦評)】
  箱根初制覇を目指すチームとしては、結果的に大きな課題を残すレースでした。見せ場を多く作るだけでなく、いかに全員が取りこぼしなく確実につなぎ、個々の選手は日ごろの練習の成果と心意気をいかに発揮できるかが、結果を左右するのだと思います。雪辱を果たした駒澤大学の選手たちと、歴然とした実力差があるとは思いません。ただ一つ少し足りなかったもの、それは「勝ちへのこだわり」、言い換えれば「勝負への執念」という言葉になるのでしょうか。今年の箱根駅伝の私的戦評で、「“出るために選ばれた”のではなく、“勝つために選ばれた”という気持ちで「勝負」にこだわった走りが必要」と書きました。レースで上位争いをして結果を残すためには、さらに箱根駅伝で優勝するためには、そのことを強く意識することが不可欠ではないかと思います。
  ともあれ今回のレースは、最上級生としての見事な走り、将来のエースにふさわしい走り、そして地元での見事な雪辱走(宮田選手、また「男」を上げました)など、選手の皆さんはよく頑張りました。そしてアンカーの山本選手、大学に入ってこれまで故障もなく着実に成長し続けこれからも楽しみですが、疲労の蓄積が心配なので、気持ちを大いに切り換え、箱根ではこれまでの「糧」を積み重ねた雪辱を期待しています。もっと自信をもって、相手を威圧する駆け引きを走りの中で見せてください。
  いよいよ箱根まで2か月を切り、チームエントリー16名が決まるのはおよそ1か月後です。まだ時間はあります。焦らず、たゆまず、“いざ、箱根”に向け、チーム一丸となって高みを目指してください。
  川嶋監督をはじめ、スタッフ、選手の皆さんたいへんお疲れさまでした。
第38回大会  2006年・平成18年11月5日(日)開催
東洋大学の区間及び総合タイム
区間 距離 氏名 学年 タイム 区間順位 総合順位 備考
1区 14.6km 尾田寛幸 4年 44.06 4位 4位
2区 13.2km 大西智也 2年 38.36 6位 3位
3区  9.5km 今堀将司 3年 27.51 6位 6位
4区 14.0km 川畑憲三 4年 41.31 3位 3位
5区 11.6km 釜石慶太 1年 35.19 6位 3位
6区 12.3km 宮田 越 3年 36.31 2位 2位 区間賞まであと20秒!
7区 11.9km 櫻井 豊 3年 37.18 12位 3位
8区 19.7km 山本浩之 2年 1.03.01 16位 8位
106.8km 総合タイム 5.24.13 8位 あと1歩で4年ぶりシード逃す
第38回全日本大学駅伝の結果(上位15校)
順位 大学名 総合タイム  備考(区間賞獲得者)
駒澤大学 5.19.05 6区・平野、7区・深津
日本大学 5.20.46 2区・ダニエル、5区・松藤
中央大学 5.21.41 3区・上野
順天堂大学 5.22.02
山梨学院大学 5.22.17 8区・モグス
日本体育大学 5.23.17 ※以上6校が次大会のシード権獲得
亜細亜大学 5.23.54
東洋大学 5.24.13
第一工業大学 5.25.45 4区・アブデラアジス
10 城西大学 5.25.59 1区・高橋
11 大東文化大学 5.26.16
12 神奈川大学 5.27.55
13 明治大学 5.29.28
14 立命館大学 5.30.19
15 國學院大學 5.33.05