酒井俊幸監督からのコメント Part.6

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   ついに “箱根3連覇”に挑む駅伝シーズンとなりました。
    試練の夏合宿も無事に終了し、いよいよ成長の証、実りの秋を迎えます。シーズン序盤で一定の結果を
  残した選手たちがいる一方で、なかなか調子が上がらなかった選手は「夏」に一旦リセットすることで、新た
  な気持ちで走り込みができたのではないでしょうか。
    第87回箱根駅伝まであと89日、学生三大駅伝の初戦である出雲駅伝を前に、酒井監督に夏合宿の
  総括及びロード・駅伝シーズンに向けてコメントをいただきました。

 
  今年の夏は、チームを3つ分けて計14回の合宿を行いました。
  夏合宿に入る前は主力選手に故障や体調不良などが目立ち、チームの状況は決して良くありませんでした。
  そのような中で、特に1年生や昨年の夏には走り込みができなかった選手たちが中心となって序盤はAチームを形成していました。夏合宿は長期にわたるので、常に選手の状態を確認しながら主力選手も含めてA・B・Cチームの入れ替えを行い、じっくり走り込みを行うことで選手層の厚みを増すことを目標としました。
  結果的に、中間層の選手たちの力がつき、合宿当初には遅れていた主力選手も合流するようになってきました。駅伝シーズンに入っても長期故障者がいることは課題ですが、チームとしてはまずまずの流れになっています。
  これからのシーズンでは、いろいろな選手を試しながら実戦経験を積み、昨年のチーム力を超えることを目標としてやっていきたいと考えています。
  今年も多くの方々の御支援と御協力のおかげで夏合宿を無事に終了することができましたことを、この場にてあらためて感謝申し上げます。これからも常に危機感と感謝の気持ちを心に、走りで恩返しができるようにチームをまとめあげていきたいと思いますので、引き続き皆様方の温かいご声援を宜しくお願い致します。

  東洋大学陸上競技部監督 酒井俊幸