鉄紺東洋、善戦及ばず悔しい4位
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【レースを振り返って(管理人の私的戦評)】
  出雲駅伝が中止となったため、大学駅伝の初戦となった今大会、鉄紺東洋は上級生主体のオーダーで臨んだ。結果は、7年連続のシードを確保するも1区の出遅れが最後までひびき、善戦及ばす4位に終わった。柏原選手や設楽兄弟を擁しても果たせなかった悲願の全日本初Vは、またも次回へ持ち越しとなった。
  毎年選手が入れ替わる学生スポーツにあって、過去のチーム力との差を議論しても不毛である。要は、今年のチームの中で、いかに戦力を整え、個々の選手が力を発揮できる態勢でレースに臨めるかが大事である。その意味で、今回の「4位」という結果には、箱根連覇に挑む鉄紺東洋にとって、収穫と課題がかなり多かったように思う。
  レースでは今年も駒大は強かった。明大も青学大も力がある。山学大、東海大、早大も侮れない。箱根では、1区間でもミスを起こすとたちまち優勝争いから脱落し、シード内での順位確保へと目標レベルが下がってしまう危機感を選手たちも実感しただろう。
  箱根まで残された50日余りの中で我々鉄紺ファンが期待すべきことは、田口主将を中心とした、鉄紺東洋の伝統である4年生全員の分厚い結束である。エントリーされなかった選手たちもスタッフとしてチームを支え、ともに戦っていく心意気が今年の箱根Vにつながっていた。
  さらに、3年生、2年生、1年生それぞれの学年に新たな選手が台頭してくることである。ケガで十分な夏合宿をこなせなかった選手たちも、現状をチャンスと捉えてレギュラー陣を脅かす気概をもって箱根メンバーに名乗りをあげてほしいと思う。
  「箱根だけは絶対に譲れない、1秒をけずりだすんだ」という強い気持ちを再び呼びさまし、箱根に向けチーム一丸となって奮起することを期待したい。
  箱根連覇に向けて 輝け鉄紺! がんばれ東洋大学
第46回大会  2014(平成26)年11月2日(日)開催
東洋大学の成績
区間 距離 氏名 学年 タイム 区間順位 総合順位 備考
1区 14.6km 服部弾馬 2年 44.08 10位 10位
2区 13.2km 服部勇馬 3年 38.12 1位 2位
3区  9.5km 櫻岡 駿 2年 27.55 6位 2位
4区 14.0km 久 龍 4年 41.43 4位 2位
5区 11.6km 渡邊一磨 3年 34.45 5位 3位
6区 12.3km 今井憲久 4年 36.46 4位 3位
7区 11.9km 名倉啓太 4年 35.42 4位 3位
8区 19.7km 田口雅也 4年 58.58 4位 4位
106.8km 総合タイム 5.18.09 4位(7年連続シード)
第46回全日本大学駅伝の結果(上位のみ)
順位 大学名 総合タイム  備考(区間賞獲得者)
駒澤大学 5.14.36 1区・村山、4区・中村、7区・黒川
明治大学 5.17.23 3区・有村、5区・横手、8区・大六野
青山学院大学 5.17.24 6区・川崎
東洋大学 5.18.09 2区・服部勇
山梨学院大学 5.21.02 ※以上6校が次大会のシード権獲得
東海大学 5.21.27
早稲田大学 5.22.33
大東文化大学 5.23.26
順天堂大学 5.25.15
10 神奈川大学 5.25.36
11 日本体育大学 5.26.11
12 京都産業大学 5.26.26
13 上武大学 5.27.25
14 中央学院大学 5.27.53  
15 城西大学 5.28.33
16位以下略
※特例により1〜3が来年の出雲駅伝のシード権
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