伊勢路初V遠く、三たび悔しい2位 |
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【レースを振り返って(管理人の私的戦評)】 昨年度の三大駅伝から数えて5大会連続して「2位」の好成績。これは、箱根初Vを果たす前の2008年までの三大駅伝の成績と比較すれば、年々チーム力も格段に上がり、常に「優勝」を意識するチームに変貌してきた証である。川嶋前監督が「基本の徹底」を掲げて鍛え上げ、酒井監督に受け継がれた「勝つための意識改革」が花開き、鉄紺東洋に根付いているといえる。 毎年選手が卒業し同じメンバーで戦えない学生スポーツにおいて、毎年新たなメンバーで勝ち続けることは難しいことだ。しかし、連覇、3連覇を成し得るチームは、練習での集中力だけでなく、普段から勝つための努力、勝負への執着心などの「意識レベル」が、チーム全体で共有されているのだろう。かつて鉄紺東洋が箱根で連覇していた時代は、「勝ちたい」、「勝つんだ」という意識が選手一人一人の中に鮮明に設定されていたように思う。 昨年の私的戦評価では、「あと一歩のところで優勝に届かなかったのは、駒大の選手たちと比べて「何か」が、ほんのわずか足りなかった。」と書いた。しかし、今回は「何か」が「かなり足りなかった」。それは、選手個々の能力差では決してない。取り組んできたことが結果としてあらわれなかった今、何を感じ、次にどう動くのか。失敗から「何を学ぶ」のか。毎日の小さな一つ一つの「意識」の積み重ねが、この局面を乗り越える「近道」になるのではないかと思う。 今度こそ鉄紺が輝きを取り戻すために、残り50日あまりとなった箱根に向けチーム一丸となって奮起を期待したい。 輝け鉄紺!がんばれ東洋大学 |
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昨年の悔しさを晴らす激走を見せた服部勇選手(写真提供 岐阜のOBさん) |
第45回大会 2013(平成25)年11月3日(日)開催 |
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東洋大学の成績 |
区間 | 距離 | 氏名 | 学年 | タイム | 区間順位 | 総合順位 | 備考 |
1区 | 14.6km | 設楽悠太 | 4年 | 43.10 | 2位 | 2位 | |
2区 | 13.2km | 服部勇馬 | 2年 | 38.23 | 4位 | 1位 | |
3区 | 9.5km | 延藤 潤 | 4年 | 27.31 | 2位 | 1位 | |
4区 | 14.0km | 田口雅也 | 3年 | 41.07 | 4位 | 2位 | |
5区 | 11.6km | 大津顕杜 | 4年 | 34.41 | 3位 | 2位 | |
6区 | 12.3km | 日下佳祐 | 4年 | 36.26 | 2位 | 2位 | |
7区 | 11.9km | 淀川弦太 | 3年 | 35.55 | 3位 | 2位 | |
8区 | 19.7km | 設楽啓太 | 4年 | 59.06 | 5位 | 2位 | |
106.8km | 総合タイム | 5.16.19 | (3年連続)2位(6年連続シード!) |
第45回全日本大学駅伝の結果(上位のみ) |
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順位 | 大学名 | 総合タイム | 備考(区間賞獲得者) |
1 | 駒澤大学 | 5.13.09 | 1区・中村、3区・油布、4区・村山、5区・中谷、6区・馬場 |
2 | 東洋大学 | 5.16.19 | |
3 | 明治大学 | 5.18.32 | 7区・木村 |
4 | 早稲田大学 | 5.19.22 | 2区・大迫 |
5 | 山梨学院大学 | 5.20.07 | 2区・井上 |
6 | 青山学院大学 | 5.22.09 | ※以上6校が次大会のシード権獲得 |
7 | 大東文化大学 | 5.22.20 | |
8 | 日本体育大学 | 5.23.26 | 2区・山中 |
9 | 日本大学 | 5.23.40 | 8区・キトニー |
10 | 順天堂大学 | 5.25.23 | |
11 | 中央学院大学 | 5.25.31 | |
12 | 法政大学 | 5.27.07 | |
13 | 帝京大学 | 5.30.02 | |
14 | 京都産業大学 | 5.30.28 | |
15 | 立命館大学 | 5.31.54 | |
16位以下略 |
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