鉄紺東洋、また“3冠”の夢潰える2年連続2位
※この速報は、陸上競技部から寄せられた情報を整理して作成しました。
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【レースを振り返って(管理人の私的戦評)】
  “3冠”に向け好スタートを期して配置した1区田口選手が、トップ駒大に40秒差もの大差をつけられ区間6位のスタート。2区以降、「闘争心」、「1秒をけずりだす」走りをしたのは鉄紺東洋ではなく、駒大の選手たちだった。
  大学駅伝デビューの2区服部弾選手、3区設楽悠副将、4区延藤選手もそれぞれ粘り、5区服部勇選手は区間新の激走を見せ順位を上げたが、6区アンカーの設楽啓主将に襷が渡った時点で駒大との差は59秒もあり、駒大・窪田選手を相手に鉄紺東洋が逆転優勝を果たすためには設楽啓主将がダニエル選手(日大)の区間記録に迫るペースで追撃しなければならない苦しい状況であった。
  「2位」という順位は素晴らしい成績である。しかし、“3冠”を目標に掲げ、昨年の三大駅伝でオール2位の「準3冠」で悔しさを味わったチームとしては、満足できる結果であるはずがない。
  今回の結果を選手一人ひとりが受け止め、危機感をもって、全日本までに残された時間で意識を立て直さなければ、また同じ結果を繰り返すことになるだろう。
  チームとして、そして選手一人ひとりがこの結果をいかに受け止め、次に活かしていくのか。「勝てる」という思いは、時として油断とプレッシャーになる。「勝ちたい」という思いは、レースでは粘りと闘争心につながる。
  今年の出雲駅伝の収穫は、5区服部勇選手の区間新の激走だ。昨年の全日本での経験が、今季のトラックレースでの結果にあらわれ、そして今回の心意気の激走につながっている。
  服部勇選手は次の全日本でも必ずエキサイティングな激走を見せるはずだ。しかし、上級生の奮起なくして伊勢路初Vはありえない。設楽啓主将を中心に今一度“チーム鉄紺”を意識し、全日本までの日々をチーム一丸となって突き進んでほしいと思う。
  初Vを目指す「伊勢路」まであと18日。 輝け鉄紺! がんばれ東洋大学!
区間新の激走をみせた服部勇選手から設楽啓主将の襷リレー
(写真提供 スポーツ東洋)
 
第25回大会 2013(平成25)年10月14日(月・祝)開催
東洋大学の成績
区間 距離 氏名 学年 タイム 区間順位 総合順位 備考
第1区 8.0km 田口雅也 3年 24.05 6位 6位
第2区 5.8km 服部弾馬 1年 17.00 6位 7位
第3区 7.9km 設楽悠太 4年 23.14 3位 6位
第4区 6.2km 延藤 潤 4年 18.05 3位 4位
第5区 6.4km 服部勇馬 2年 17.54 1位 2位 区間賞!区間新!
第6区 10.2km 設楽啓太 4年 29.59 2位 2位
44.5km 総合タイム 2.10.17 2位(2回目)
気象条件:晴れ・気温26.0℃・湿度55%・北東の風1.8m(スタート時点)
第25回出雲全日本大学選抜駅伝競走の結果(上位校+α)
順位 大学名 総合タイム  備考(区間賞獲得者)
駒澤大学 2.09.10(大会新) 1区・中村、3区・村山、6区・窪田
東洋大学 2.10.17 5区・服部勇(区間新)
日本体育大学 2.10.59
早稲田大学 2.11.47
青山学院大学 2.12.09
中央学院大学 2.12.24 4区・岡本
明治大学 2.13.09 2区・八木沢
法政大学 2.13.20
順天堂大学 2.13.29
10 中央大学 2.14.40
11 京都産業大学 2.15.22
12 帝京大学 2.16.07
13 関西学院大学 2.17.13
14 米アイビーリーグ選抜 2.18.08
15 中京大学 2.18.43
※優勝した駒澤大学、2位の東洋大学、3位の日本体育大学の3校が次回大会のシード権獲得
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